拾い目の計算について考える
こんにちは!
ニット・サークル『QUINIENTOS(キニエントス)』のアミです。
ひさびさの「考える」シリーズです(笑)
先日、レッスンでとある生徒さんより袖の拾い目について質問がありましたので、今日は「拾い目」について考えてみたいと思います。
その生徒さんの編み図では、長編みの48段から91目拾って編む、というものでした。
長編み1段につき2目ずつ拾うとすると96目になってしまうので、5目をどこでどのように減らせばいいのか?というお話です。
私はその時には「9分割で等間隔で待ち針をうち、長編みにはとらわれず、1間隔10目ずつ拾っていく」という方法を提案したのですが、5目を分散して減らす方法もあります。面倒くさいですが(汗)
まず、長編み48段ということなので、長編み1段につき2目拾う余地があるとして、48×2 で総目数を96目とします。
総目数を減目したい目数で割ると、96÷5=19.2 となりました。小数点は切り捨てて19目とします。
19目ごとに1目→長編み換算するとだいたい10段ごとに1目飛ばして拾うというのを4回繰り返します。5回だと50段まで行ってしまうので、4回です。
そうすると長編み40段の時点で76目(19目×4回)が拾えているはずなので、あと15目拾えば91目になりますね。
48段までは残り8段なので、長編みで拾える目数はあと16目。なので、半分の8目あたりで1目飛ばせば91目の拾い目が完成です!!
…面倒ですね本当に。。
まぁこんな方法もあるよ、といった感じです。
編みあがってしまえば全く分からない部分なだけに、あとはどこまで拘るかの問題ですね。
では、今日の分散拾い目?のまとめです。
- 拾いたい部分の総目数を数える
- 総目数を調整したい目数で割る
- 計算で出た目数ごとに1目飛ばしていく…を繰り返す。繰り返しの回数は、総目数を超えないところまで。
- あまりの目数分を、残りの総目数で調整し拾う
総目数より多く拾いたい場合(あるのかな)にも応用できるかなと思います。
よかったら参考にしてみてくださいね!
分散法については、過去に覚書みたいな記事を書いているので、こちらも参考にどうぞ^^
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