まいにち、アミもの。

モト編み物講師アミのブログ。あれこれ考えてます。

【編み込み模様のベスト】超難関!2目ゴム編み止め

こんにちは!
ニット・サークル『QUINIENTOS(キニエントス)』のアミです。


棒針編み最終課題の編み込み模様のベストは、身頃を編んでとじはぎ終わって、ようやく山場を越えたかと思いきや、ここで本当の山場が待ち受けておりました…(汗)

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衿ぐりの拾い目は3度のやり直しを経て、なんとか見られる形になりました。。
けっこうキツめに拾って、かつ2目ゴム編みもアメリカ編みに切り替えてきつ目に編みました。

頭が入るのか心配でしたが、そこは大丈夫でした(笑)


大変だったのは、縁部分の「2目ゴム編み止め」。
難しいとは聞いていましたが、本当に難しかったです…


テキストにきちんと図説があるんですが、それでも分からず、解説DVDを探しましたが、なんとなんと、あんなに難しいテクニックなのに、解説は1目ゴム編み止めのみ!

1目と2目じゃ、全然やり方が違うのに…涙


確かに、編み込み模様のベストは、ベストの解説で取り上げられているパターンではなく作品集に掲載されていたものですが、提出課題については「解説ページもしくは作品集の中から…」って言ってるんだから、作品集ページの技術についてももれなく解説して欲しいですね。

今後の改訂で、2目ゴム編み止めの映像解説はぜひとも入れて欲しいです。
一応、入門と謳っているわけですからね(^^;)


途方に暮れた私。
Youtubeで動画解説を探し、「新・棒針編みの基礎」とテキストの解説を並べて読み込み、なんとか出来上がったのが、⬆︎です。

しかも正しく出来てるのかどうかは分かりません。
(これ入門者向けなの?ほんとに)


しかもゴム編み止め部分の色指定が、私の選んだモノトーン系だと暗い色(チャコールグレー)なので、これまた見えにくい…
標準パターンやピンク系パターンであれば、もう少し見やすかったかも知れません。


そんなわけで、2目ゴム編みはかなり難航してしまいました。
時間だけが、過ぎてゆく…汗

私なりの「理解」


淡色糸で練習した結果、以下のような理解に至りました。
あってるかどうかはわかりませんが(汗)、参考になれば幸いです。

※絵文字を使ってますので、表記がおかしかったらごめんなさい!


まず、2目ゴム編みって、表にするとこうなっています。

①= 表編み  1️⃣=裏編み

… 8️⃣7️⃣⑥⑤4️⃣3️⃣②①(←編み始め)


今回、衿ぐりなので、輪編みになります。
なので、実際は下のようになりますね。


「|」は、前段との境目です。
… 8️⃣7️⃣⑥⑤4️⃣3️⃣②①|0️⃣ …

0️⃣は、前段の最後の目です。


以上を使って、説明に入りますね。
 

ルール①  目を拾う向きに注意

2目ゴム編み止めは、とじ針で目を拾っていきますが、もとの編み針から目を拾う(すくう)ときの大事なルールがあります。


表目を拾うとき=裏編みを編むように針を手前に出す(Purlwise)
裏目を拾うとき=表編みを編むように針を奥へ出す(Knitwise)


2019.9.11修正
針を入れる向きは毎回変わるようです…(汗)
英文パターンでは、
表編みを編むように針を目の奥へ出すことを「Knitwise」、裏編みを編むように針を目の手前に出すことを「Purlwise」と表現しますが、こちらで解説し直しています。


※英語表記は、英文パターンで使われる用語です。分かる方には、一番端的で分かりやすい説明だと思うので載せておきました。

要は、目がねじれないように拾うってことですね。


ルール②  1目につき2回ずつ拾っていく

2目ゴム編み止めは、1目に2回、針が通ることになります。
なので、拾う場所が行きつ戻りつするってことです。

ここが2目ゴム編み止めのややこしいところの1つなんですけどね〜


ルール③  糸は必ず編み地の手前に

とじ針で糸を通すときには、とじ針から通った糸の輪が必ず編み地の手前にあるようにします。
あちこちに糸の流れが向いてしまうと、混乱の原因になります。

2019/7/31追記
とじ針の糸を引く時は、輪を持って上の方に引くようにします。
そうすることで、針から落ちてほどけかけた目が引き上げられ、次にすくう場所が分かりやすくなります。

ルール④  となり・はなれ・はなれ・となり

いよいよ拾っていきますが、どこの目を拾うかは「となり・はなれ・はなれ・となり」で目を拾います。

 

まず、スタンバイ

①の目を拾ったあと、0️⃣を左側から(=逆走して)拾います。
0️⃣を編み針から落とします。
(下の写真だと、0️⃣は1’の目のことです)

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⭕️となり1回目

最初の「となり」をやります。
「となり」は、隣同士の2目を拾います


今回は、①と②を拾います。拾う順番は①→② です。
今回は表編み2目なので、2目とも手前に針を出すようにして拾います。

修正:
最初の1目め(①)はKnitwise、次の2目め(②)はPurlwiseで通します。

 

①は2回糸が通りましたので、編み針から落とします

⭕️はなれ1回目

「はなれ」は、離れた表目同士(もしくは裏目同士)を拾います


次に、0️⃣と3️⃣を拾います。
今回の0️⃣は、いつもと同じ右方向からとじ針を入れて拾い、それから3️⃣を拾います。
3️⃣は裏目なので、拾うときは奥へ針を出すようにします。

追記:
ここは1目め(0️⃣)をPurlwise、2目め(3️⃣)をKnitwiseで針を入れるということです。


⭕️はなれ2回目

離れた表目の②そして⑤に針を通します。

追記:
1目め(②)はKnitwise、2目め(⑤)はPurlwiseです。

②は2回糸が通りましたので、編み針から落とします


⭕️となり2回目

隣同士の裏目3️⃣そして4️⃣を拾っていきます。
やり方は1回目と同じです。

修正:
ここは、1目め(3️⃣)がPurlwise、2目め(4️⃣)はKnitwiseで針を入れます。

 

 

以下、となり「⑤・⑥」、はなれ「4️⃣・7️⃣」、はなれ「⑥・⑨」、となり「7️⃣・8️⃣」…と繰り返していきます。

最後は、裏目の「となり」をやって終わるはずです。



…あれこれ書いてみたものの、全然分かりやすくないですね(汗)
文字で説明って難しい…

もし、同じように編み込み模様のベストを編んでいる方がいたら、2目ゴム編み止めについては「新・棒針編みの基礎」の2目ゴム編みのページをしっかり読み込むことをオススメします。

そして、一度見やすい糸で練習して、流れを理解してから作品に取り掛かった方がいいです。(特にモノトーン系の人は絶対!!

2目ゴム編み止めって、一度失敗して自分の場所を見失ってしまうと、少しだけほどいて再開…っていうのが非常に難しいです。
ほどくこと自体も難しいので、一度始めたら一気通貫、間違えないように集中して取り組まないと、やり直し無間地獄にハマってしまいますのでね…汗


昨日は衿ぐりで1日が終わってしまったので、今日ようやく袖ぐりに入ります…
2目ゴム編み止め、忘れないうちに袖ぐりを仕上げてしまいたいです。

 

 

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