【かぎ針編み】鎖編みがねじれる?
こんにちは!
ニット・サークル『QUINIENTOS(キニエントス)』のアミです。
先日、生徒さんから「鎖編みを編むとねじれてしまうんですが…」という質問を受けました。
鎖編み。
シンプルなだけに難しいんですよね。
毛糸がもともと撚りのかかったものである以上、ねじれやすいはと言えますが、あまりにもくるくるしてしまうのは、もしかしたら編み方に問題があるかも知れません。
かぎ針で目を編むとき、フックの向きはどうなっているでしょう?
- 常に下を向いている
- 目を取る時には下を向いているが、糸をかけて引き抜く時に上を向く
どちらであってもかぎ針編みを編み進めることはできます。
こま編み、長編み、鎖編みを編むのに、フックの向きは影響をもたらしません。
ただ、フックをぐりっと回転させることによって、糸に少しずつ撚りをかけることになります。
イメージとしては、受話器の線がいつの間にかくるくるとツイストしてまとまってしまうような、あんな感じです(?)。
受話器の線だって、別にねじっていたつもりではないのにああなってしまうのです。日頃のちょっとしたクセが、少しずつねじれになっていく…
ちょっとしたクセって、侮れないのです!
…話を鎖編みに戻しますが、フックをぐりっと回転させながら糸を取る(仮に「回転型」とします)編み方をすると、毛糸に少ーーしずつ回転をかけながら編み地を作っていくことになります。
そこに、鎖編みの左右の鎖部分のループの長さがちぐはぐだったりすると、鎖が傾く力がかかるため、よりねじれていくことになります。
これは、普通の毛糸だとあまり気になりませんが、エコアンダリヤやリーフィーのようなラフィア風糸・紙で出来た糸なんかだと、「ねじれる=折れ曲がる」なので、どんどんねじれるし、編み地もうねっていきます。。。
エコアンダリヤは仕上げアイロンで劇的に整うので、うねりに過剰反応する必要はありませんが、やっぱりもとから綺麗に編めるに越したことはありませんよね!(^^)
なので、回転型の方で「鎖編みがよじれる・編み地がうねる」などのお悩みをお持ちでしたら、ぜひかぎ針のフックをなるべく下へ向けたまま作業をしてみて下さい。
私はかぎ針編みをするようになったのはエコアンダリヤからだったので、最初はうねりまくりのねじれまくりでした(笑)
なので、ここはすごく意識して編んでた覚えがあります。
鎖編みに関しては私もまだまだ修業が必要で、偉そうなことを言える立場ではありませんが、毛糸を最後にループから引き出す時に、フックがループに触れないようにする気持ちで、ど真ん中を目指して引き抜くようにすると、するっと綺麗に編める気がします。
鎖編みだけでなく、こま編みや長編みが最後にうまく引き抜けない〜という時にも、フックの向きを意識して、やってみて下さいね^^
※フックの向きの違いを、インスタ動画でUPしてます。
よかったら参考にしてください♪
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