糸始末について
こんにちは!
ニット・サークル『QUINIENTOS(キニエントス)』のアミです。
「編み終わったらどうすればいいの?」
「どうも糸始末って面倒で苦手…」
確かに面倒ですよね。糸始末…
でも糸始末が終われば、いよいよ作品の完成ですよ♪
せっかく頑張って編み上げた作品ですから、もうちょっとだけ頑張ってみましょう!
今日は糸始末について、あれこれ考えてみたいと思います。
糸始末について考える
糸を替える=糸始末をする
糸を替える(追加する)タイミングですが、編み地の端で替えるのがベターです。
ストライプ模様は、当然ながら編み地の端で色を変えます。
端での糸始末は、とじ針を入れる場所が限られているので分かりやすいですし、一般的にも、何かいじるときは目立たない端でする方が、万が一のアクシデントの際も被害は最小限で済みますもんね。…まぁ、糸始末はそんな大げさなもんではないですが(笑)
とはいえ、毛糸はギリギリまで使いたいですから、編み地の途中で糸替えすることもあります。というか、編み地の途中で糸を追加することの方が圧倒的に多いですね。
糸を替えた場所・追加した場所=糸始末をする場所だということですね。
なので、糸始末が嫌い・やりたくないという方は、糸を替える回数を減らせば、糸始末の回数も減るということです。
カラフルより単色、糸長が短い毛糸より長い毛糸を選べば、糸始末はしなくて済みます。
100均にある50m程度の毛糸玉でマフラーを編もうとすれば…どうなるかは想像がつきますよね(^^;)
こんなふうに使う毛糸を選ぶのも1つの方法です。
面倒なので固結びでもいい?
止めた方がいいです(笑)
固結びって、意外とほどけるんですよ〜
面倒ですが、糸始末をした方が安全です。
プレゼントの時は特に手を抜いちゃダメですよ!!
糸始末をしてみよう
とじ針について
糸始末をするには、とじ針が必要です。
針先が縫い針より丸みを帯びているもので、金属製やプラスチック製などがあり、太さもいろいろあります。
私は極太用とじ針を使うことがほとんどです。
毛糸を通す穴も大きくて使いやすいです。
ただ、モチーフやあみぐるみなど、編み目がタイトなときは細いとじ針で作業した方がやりやすいし綺麗に仕上がるので、ご自身の編まれたものとよく相談して選んでくださいね。
金属製の方が編み地の引っ掛かりが少なくて取り扱いやすいです。
100均でも入手可能ですよ^^
編み地の端で糸始末してみる
糸始末は、編み地の裏で行います。
編み地の端で糸始末をするときは、端の目をかがるように常に一方から針を入れていきます。
ザクザクと大きく取らず、隣の目を拾っていくようにします。
編み地の裏を上向きにして、端の目に下から針を入れたところ。
糸を引きます。
すぐ隣の目に下から針を入れます。
これを4〜5cmくらいになるまで繰り返します。
編み地のギリギリで糸を切って、完了です。
編み地途中の糸始末してみる
編み地の裏側から、編み目の糸に垂直に、潜らせるように針を入れます。
始末をしたい糸が出ているすぐ隣(上下左右やりやすい方でOK)の目から始めます。
編み目に垂直方向から針を入れたところです。
すぐ隣の目に、同じように針を入れました。
この編み地のように、ネット編みでところどころ隙間がある編み地の場合は、糸の周りがスキマだらけ…ということもあります。
そのときは目の集まっているところまで針を移動させます。このときも、とじ針で目を細かく縫うようにして移動させてくださいね!
糸始末のコツ
普通に編むときは糸を割ったらダメですが、糸始末の時は別です。
こうやってワザと糸の一部分を取るようにして割りながら始末すると、ほどけにくくなります^^
糸始末のコツは、
- 糸を割るように目を拾う
- ザクザクと大きく取らずに、隣の目を丁寧に拾っていく
- 最後に糸を切るときは根元から
縫い物のような動きですが、縫い物ほど神経質にならなくても大丈夫です^^
完了!
糸始末が終わりました。
指さしているところが糸が出てた部分ですが、全然他と分からなくなりましたね。
これで完了です!
いかがでしたか?
今回はかぎ針編みの編み地でご説明しましたが、棒針編みの場合も同じで、編み地の裏側から、目の糸流れに垂直に針を入れていきます。
編み目は、かぎ針編みより見やすいかも知れませんね。
ちょっと面倒な糸始末ですが、ショールやマフラーのように裏側が翻って見えやすい作品のときは、丁寧に糸始末して仕上げましょう^^
レッスンでも糸始末のやり方をお教えしてますので、お気軽にご相談くださいね!
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いつもありがとうございます!